2009年11月20日 - 2010年1月10日
主催：国際交流基金
場所：バンコク・アート＆カルチャー・センター（BACC）
出品作家：草間弥生、ヤノベケンジ、会田誠、小谷元彦、山本桂輔、金氏徹平、千葉正也、青山悟、青木陵子、泉太郎、のびアニキ、西野達、雨宮庸介、志賀理恵子、高嶺格＋Ong、宮島達男、遠藤一郎
出品作：Twist&Twist

タイ人アーティストOngとの共作。彼はチェンマイのはずれ、ドイサケットという場所でComPeungというアーティストインレジデンスを運営しています。このレジデンスに降り立った瞬間、「僕はここでなにかせないかん！」と思った。「土嚢を積み上げた手作りの家は、とても住み心地がよさそうに思えました。」という優しい言い回しもよく似合うのですが（実際そうだし）、ただの原っぱだった土地に、近所の人に協力してもらいながらどんどん土の家を建てていき、水や電気を引いて、そこに世界のあちこちからアーティストをよんできて滞在させるといった活動、彼が２０代半ばから続けているこの活動に、僕は大きなショックを受けたのでした。

で、スカイプミーティングを繰り返した結果、まずはComPeungに滞在してなにか作ってみようということになり、４日間かけてバーベキューハウスを作りました。MelodyCupに出演していたタイ人４人と、日本からも４人手伝いに来てくれて、炎天下の中、土嚢と丸太を使った小屋をこしらえました。

この模様はデジカメでずっとインターバル撮影をして、コマ撮りのアニメーションにして、その上に日本で取材した建築家のインタビュー、乾久美子さん（＋保坂健二朗さん）と渡辺菊眞さんとの対話を字幕で出しました。

制作途中の模様は、タイに手伝いに来てくれたアツコちゃんのサイトに詳しいのでこちらをご覧ください。 うちのブースは、いつもたくさんの人で賑わっていて、食べ物と汗の匂いと笑い声にまみれていました。
http://www.iamas.ac.jp/~atsuko01/Thai/index.html

下が実際のBACCでの展示の写真です。隣で展示していた志賀理江子さんが撮ってくれました！