国際芸術センター青森(ACAC)でのレジデンスにて、「Free House」という名のちょっと変わったツリーハウスを作りました。ACACキュレーターの日沼さんのダンナの日沼(大)さんに現場監督をお願いし、地元の大工さん、青森「空間実験室」のメンバー、インターンでACACに滞在していたフィリピンのジェイをはじめ、たくさんの方々に手を貸してもらいました。
一緒にレジデンスした藤さんと小山田さんは、鹿児島の甲南高校~京都芸大~ダムタイプまで一緒だった (というか結果的に僕が後追いしていた)大先輩です。二人とこんな時間を過ごすのは15年ぶり。このレジデンス自体、現在まで近しいフィールドで活動するこの三人が、どういうツナガリ/経緯でいまに至ったかを検証する目論みでもあり。ちょうどねぶたの時期も重なっていて、楽しい二ヶ月間を過ごせさてもらいました。
2010年8月7日 - 9月5日
アーティスト・イン・レジデンスプログラム/ツナガルシクミ
レジデンス作家:藤浩志、小山田徹、高嶺格(それぞれ家族と共に参加)
協力して下さった方々: 日沼智之/有限会社マルヨシホーム/神良徳/ハイメ・パセナII世/工藤誠也/坂口聡/藩逸舟/筏津慎也/岡本莉佳/木村克成/高坂佳伸/下舘芽衣/田中光正/土棟智仁/山田真弘/ジョン・ランナー/渡辺陵平/SUNHAUS/あおもりNPOサポートセンター/ ほか
このツリーハウスはレジデンス終了後に青森公立大から撤去命令をうけ、あやうく一ヶ月だけの命になってしまうところでしたが、日沼夫妻やマルヨシホーム、あおもりNPOサポートセンターのみなさまのご好意と努力により移築工事がなされ、現在は青森空港近くの王余魚沢(カレイザワ)という森の中に設置されています。